年中美術指導

6月「ながぐつくんの冒険」絵画について

こんにちは!

年中の絵画造形正課指導講師の三石つねお先生と、大橋みさ先生です。

今年からは新しい美術の先生の大橋みさ先生も一緒に指導をさせていただいております!

今月6月のアートの時間は

「ながぐつくんの冒険」絵画表現をおこないました。

6月に入り今年は早めに梅雨入りしましたね。

大人になり、雨が降ると憂鬱な気持ちになったりしがちです。

ジメジメして食べ物の傷みやすくなる時期、洗濯物も乾かないし、送り迎えも雨が降るとちょっと大変になったりします。

子供達もお外遊びができなくなりちょっぴりつまらない気持ちになりがちです。

でもそんな雨も楽しい気持ちになったりするのが「ながぐつ」のアイテムです。

ながぐつを履くと、なんだかいつもと違った気持ちになってお外に出られる特別感。

水たまりだって、素敵な遊び場に変えられる素敵なアイテム。

子供たちってすごいですよね。

ネガティブなことでもポジティブに変えられるその気持ち!

そんな気持ちを持つことって生きていく上でとっても大事かと思っています。

そんな気持ちをもとに本日の描画が始まりました。

普段、天気がいい日は活躍できない長靴たち。

下駄箱にひっそり出番を待っている長靴たち。

もしも、長靴がみんなと同じように考えられたり、お出かけできたり、お話しできたら?

前回のきらきら太陽の際に「アニミズム的思考」でも触れたように「ながぐつ」くんとして擬人化して生徒たちに長靴くんたちの気持ちになってお絵描きの中で冒険したらどうなる?とストーリーを考えてもらいながら自由に絵を描きました。

「ながぐつくんたちはどこに行きたいのかな」と子供達に質問して話を膨らませていざ描画の時間になるとそれぞれの素敵な話の絵が聞こえてきました。

「海にお出かけ!」

「水族館!」

「キャンプ!」

「公園で滑り台してるの〜」

「エレベーターで地下にも行ける」

「お城に住んでる!」

などたくさんのお出かけの絵が生み出されてました。

アートは気持ちのそのものの表現です。

普段の日常と密接な関係でもあります。

子供達の願望(笑)がとっても出ていてワクワクしました!

今回、「長靴くん」という自分以外の他の存在、他者の気持ち、社会との関わりを感じてもらう日にもなりました。

また、梅雨=アジサイやカタツムリ、カエルなどというイメージではなく、子供たち自身が、梅雨をどう捉えるか、長靴というキーワードで子どもの生活の中で自然と季節を感じ、とりいれていくことで、子どものイメージは広がり、豊かな絵画表現につながっていきます。

次は9月です!

長い夏休みが終わった後も幼稚園で一緒にまたワクワクしたアートの時間を作ってまいりたいと思います!

三ツ池幼稚園美術教室

三石恒夫(みついしつねお)

大橋美沙(おおはしみさ)

美術教室ページhttps://www.docodemo-art.com/member/class/cid171/