年中組 美術指導

3月 「おてての気持ち」絵画表現について

こんにちは!

年中の絵画造形正課指導講師の三石つねおです!

今回3月は今年最後の指導となります。

今月は「おてての気持ち」絵画表現をおこないました。

みんなのおてて、大きくなりましたね。

初めて出会った時は昨年5月の指導日で、まだ年少さんの気持ちが抜け切れない空気感がありました。

みんなふうわふわしていて、とっても可愛らしいおててにクレヨンを持ってたくさん色を塗りたっていた頃が懐かしいです。

今では、真剣な眼差し、集中している様子、どんな絵にしようかと考えている様子、会の中にストーリーを作り出しながら描いている様子、絵の中に入り込んで楽しみながら描いている様子には大きな成長を感じられて、ジーンと来ちゃいました。

みんな自信を持って描ける子になりました!

「アートは評価したりされたりするものではなく、自分だけの気持ちの表現であること」

「表現は楽しくあるべきであるし、辛いものでない。」

「みんな違うっていい!それが面白い。同じにならなくても、同じになってもいい。それは自分が決めていいこと。」

「アートは正解も不正解もなく、あえていうなら自分で正解を作っていい。だからアートは自分が自分を認められることの素晴らしさ、人を認めてあげる心の優しさ。自己肯定感が自分を大事にしていく心、自分を愛する心が他者を愛する心につながること」

これらアートで私が大事に思っていること、メッセージを込めての指導が子供達にも伝わってくれたことがまた何よりも嬉しかったです。

1年間という短い期間でもありましたが、幼児期の貴重な1年間は大人にとっての数年分の密度があります。そんな貴重な時期を指導させていただけたこと、素敵な子供達に出会わせてくださった保護者の皆様には心から感謝申し上げます。

今回は5月にも指導の際にも書いたアニミズム的思考について改めてお話ししたします。

いつも頑張ってくれている自分の手、手も喋れたらどんな気持ちなんだろう?手もどんなことがしたいんだろう?

と自分の手をアニミズム的思考(擬人化)で描いていく絵画表現をおこないました。

アニミズム思考は自己拡張本能と言って幼児期独特のものの捉え方です。自分が生きているんだからお花も生きている、だから顔を描いちゃおう、自分を通した物事を捉える考え方です。

最終的に大人になってもアニミズムはあります。

それは相手を思いやる想像力「思いやり」の心です。

イメージ力は自分を、世の中を変えることのできる。それは人を幸せにする源です!

アートはただただ楽しく制作をするだけの時間だけでなく、アートを通して子供達の「心」を育てることを大切にしています。

美術の先生にしかできないことで子育てをお手伝いしたい!と言う思いで指導し続けています。

 
「いつも元気にワクワクして自分の想いを素直に伝えられる子!」

「自分の頭で考えて自主的に率先して行動できる力!」

「実行力、自己表現する力」

 
そして

「イメージ力」

 
子どもたちはそれぞれの違った個性豊かな芽が出てきました!これからの成長、素晴らしい年長さんになられること願い、応援しております!

 
 
本当に1年間ありがとうございました!

次年度、年長さんになりましたら是非美術教室へ遊びにいらしてくださいね!

さらなる【アートによる教育】を全力でご指導いたします!

 
お待ちしておします!

 
 
三ツ池幼稚園美術教室

講師・三石恒夫(みついしつねお)

https://youtu.be/6Inp8PHid3U
教室ページhttps://www.docodemo-art.com/member/class/cid171/